F-TRAD

F-TRAD
F-TRAD MADE 2024.03.12 Release

ABOUT
F-TRAD

福井が誇る7つの伝統工芸品を現代のライフスタイルに合わせて
アップデートしていくプロジェクト、それが 「F-TRAD」です。
F-TRADのコンセプトを体現する商品をセレクトしてお届けする「F-TRAD FOUND」と、F-TRADのコンセプトに沿った新しい商品を開発する「F-TRAD MADE」。この2つの切り口を通して福井の伝統工芸の本質を見つめ、未来に向かって再解釈していくことを目指します。
  • F-TRADの定義
    その1

    時代に合わせて
    アップデートされた
    伝統工芸品であること

  • 時代に合わせて
    アップデートされた
    伝統工芸品であること

    現代を生きる私たちの日々の暮らしに寄り添い、調和し、自然に取り入れられる商品であることを大切にします。
  • F-TRADの定義
    その2

    卸販売が出来る
    中量産品であること

  • 卸販売が出来る
    中量産品であること

    時代に合わせたものづくりを続けてきた福井の伝統工芸には、「鑑賞のための美術品」ではなく「暮らしのための道具」であるという歴史と特徴があります。だからこそ、卸販売を念頭においた中量産品であることを大切にします

福井の伝統工芸について

福井の伝統工芸品には、越前漆器、越前和紙、若狭めのう細工 、
若狭塗、 越前打刃物、越前焼、越前箪笥の7品目があります。
  • 越前漆器

    越前漆器
    1.越前衆の出稼ぎにより栄えた越前漆器
    始まりは1500 年以上前。継体天皇が河和田(今の福井県鯖江市河和田地区)で作られた器を気に入り、河和田を漆と漆器の生産地として奨励したのが越前漆器のはじまりといわれています。現代においては業務用漆器の生産にも積極的に取り組んでおり、全国の外食分野で使われる業務用漆器の約80% は越前漆器産地で生産されています。
  • 越前和紙

    越前和紙
    2.日本初のお札は越前和紙でつくられた
    室町~江戸時代にかけては公家や武士階級の公用紙として使われ、明治維新後には日本で初めてのお札「太政官札」に使われるなど、歴史的に見ても越前和紙は重要な存在でした。現代では、襖紙や壁紙といった大判紙、名刺・ハガキなどの日常使いのものから、越前奉書紙など格式の高い紙まで幅広く作られています。
  • 越前打刃物

    越前打刃物
    3.武士時代からの変わらぬ技術がひかる最高品質 食の友
    京都の刀鍛冶、千代鶴国安が刃物の製作に適した土地を求めた末、現在の越前市である府中に辿り着き、近郷の農民のために鎌を作ったことが越前打刃物の起源です。国安は刀を造る度に狛犬の形に研石を彫り、「刀は武士の象徴であり、決して人を殺すための武器であってはならない」という思いを込めてその狛犬を井戸に沈めていたそうです。この精神は現在の職人達にも引き継がれており、最高品質の“道具” として人の暮らしを支えています。
  • 越前箪笥

    越前箪笥
    4.産地の技術を掛け合わせたハート模様が目を引く和箪笥
    奈良時代より伝わる越前指物の技術で無垢材を加工し、釘を使わない「ほぞ接ぎ」の技術を用いて作られています。表面には漆塗りが施され、装飾には越前打刃物の技術で作られた「猪目」と呼ばれるハート型の金具が使用されています。越前箪笥は、越前漆器と越前打刃物の技術が融合した伝統的価値の高い箪笥なのです。
  • 越前焼

    越前焼
    5.埋もれていた古窯の歴史
    瀬戸焼、丹波焼、常滑焼、信楽焼、備前焼と並んで、日本六古窯の一つに数えられる越前焼。越前の土の特色を生かした、素朴で頑丈なつくりで、温かみのある土と灰釉の味わいを秘めた民芸的な美しさを持っています。近年では、越前陶芸村で窯を開いた若手作家たちによる新たな作風も試みられています。
  • 若狭塗

    若狭塗
    6.「宝石塗り」の別名を持つ、絢爛豪華なかがやき
    江戸時代初期、小浜藩の漆塗り職人が若狭の美しい海底をもとにデザインしたのが若狭塗の起源と言われています。貝殻や卵の殻などを散りばめた上から漆を幾重にも塗り重ね、さらに研ぎ上げることで煌びやかな模様を出す工程が特徴的。複雑で繊細なプロセスを経て完成する若狭塗りの製作期間は、なんと約一年にもわたります。
  • 若狭めのう細工

    若狭めのう細工
    7.人々を惹きつける、唯一無二の「赤」
    「日本の貴石細工の原点」とも呼ばれる、若狭めのう細工。原石に熱を加える「焼き入れ」や、長い時間をかけての「磨き」の工程などを経ることで、エネルギッシュで深みのある赤色と、光が透けるかのような柔らかい質感が生まれます。動物の形を模した愛らしい置物や、石のもつ魅力をそのまま身につけられるアクセサリー、そしてお猪口や箸置きのような日用品まで。様々な形で私たちの暮らしに寄り添います。

PRODUCT

F-TRAD MADE

福井県内の伝統工芸の職人と
福井県外を拠点とするデザイナーの協働により、
伝統工芸を現代の生活に合わせて
アップデートさせた
商品が誕生しました。
産地が持つ唯一無二の歴史と技術、
そして「これからの伝統工芸のあり方」を
感じさせる新しい商品のラインナップが
「F-TRAD MADE」です。

職人とデザイナーの
いい関係

TSUGIがディレクションに入ることで、
行政・メーカー・デザイナーの
フラットな関係を構築し、
需要と供給が見あった商品開発を
行っています。

F-TRAD FOUND

福井の伝統工芸品には、
「常に変化を受け入れ、時代に合わせたものづくりを続けてきた歴史」があります。
いわゆる鑑賞のための美術工芸品とは異なり、
人々の生活に深く根ざした「暮らしのための道具」であること。
そんな福井の伝統工芸品らしさを備えながら、
同時に「現代の生活にも調和する、アップデートした商品」をセレクトし、
「F-TRAD FOUND」としてラインナップしました。